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こんにちは、きたつじ歯科クリニックの北逵です。
今回は前回の話に引き続き、臼歯部のダイレクトボンディングの話をさせていただきたいと思います。
今回は実際の治療の手順を画像を交えて説明したいと思います。
そもそもダイレクトボンディングとは、保険外の治療であり、時間をだいたい1時間から1時間半ぐらいかけて行っていく治療です。
通常の保険治療ではCR充填という治療がありますが、保険治療の特性上、予約に時間は30分程度が多く、歯科クリニックによっては15分の予約というところもあります。
その理由は歯科の保険点数に起因することになりますが、ダイレクトボンディングの場合は保険外の治療の為、長時間のご予約を取ることができ、時間をかけて虫歯の除去、レジンの充填を行うことができます。
治療の流れとしては、
1日目:治療内容・金額の説明、次回の予約
2日目:ダイレクトボンディングの治療
3日目:治療部位のチェック、研磨
という流れになります。
ダイレクトボンディング自体は1回で詰めるので、仮詰めの期間はありませんが、このように治療には数回かかり、当日いきなりできるという治療ではありません。
では実際の治療になりますが、まず術前の写真撮影をおこないます。
術前の写真を記録しておくことで、術前・術後の変化を患者さんに視覚的に見ていただけます。
その後、口腔内でラバーダム防湿をおこないます。
このラバーダム防湿がとても大事で、口腔内は唾液などの水分だらけで、この水分が、レジンの接着を阻害する因子となります。
保険の治療はこのラバーダム防湿が時間的な問題もあってできない為、再び虫歯になってしまうリスクが高くなってしまいます。
実際のラバーダム防湿をしているのが下の画像になります。
歯に器具をつけ、その部分に引っ掛ける形で、口腔内にゴムのシートを張ります。
こうすることで唾液や歯周ポケットから出る血液や滲出液が治療部位に入ってくることを防ぎます。
その後、この状態で、詰め物や虫歯を完全に除去していきます。
左の画像が虫歯の除去の途中、右が虫歯を完全に除去した状態です。
時間をかけて虫歯を取り切ることで、次の虫歯の再発を防ぐことが可能となります。
その後、保険外のレジンを詰めていきます。
時間をかけて歯の形態を再現し、立体的な形に仕上げていきます。
下が詰め終わった後の状態です。
右の隣の歯が保険内のレジン充填なので、その精度の違いが明確にわかるかと思います。
最終的にラバーダムを外し、噛み合わせや形態の最終調整を行っていきます。
下の画像が治療終了時の状態になります。
とても審美的で、歯とレジンの際の部分も目立たなくなっているのがわかるかと思います。
このように当院ではダイレクトボンディングを含め、審美治療に力を入れていますので、治療をご希望の方はお気軽にご連絡ください。
きたつじ歯科クリニック
尼崎市南武庫之荘1-12-6 松弥サウスモールⅡ 2階
HP:https://kitatsuji-dc.com
TEL:06-6438-1182
FAX:06-6438-1185
院長 北逵 圭佑(きたつじ けいすけ)